宝石の硬度って何?

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宝石の硬度

福島県二本松市のリュクレ石沢です。
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ブライダルジュエリーに関するお話をしております。

指輪選びの参考にご覧ください。また、店頭では当店オリジナルジュエリーの結婚指輪と婚約指輪をはじめ多数のブランドも取り揃えております。ぜひご来店の上、下見にいらしてください。

 

さて、
今回は、

「宝石の硬度って何?」

について書いていきます。

宝石の硬度

宝石の硬さを示すモース硬度って?

モース硬度という言葉を聞いたことがあるでしょうか。モース硬度は物質の硬さを表す指標のひとつで、主に鉱物の硬さを表します。19世紀にアメリカの地質学者ヘンリー・モースによって提唱されました。物質の硬さはある鉱物でひっかいたときに傷がつくかどうかを基準にしています。傷つきにくいものほど硬いことになり、1から10までの整数値があり、それぞれに対応する鉱物があります。

硬度が高い宝石は?

モース硬度が高い宝石と言えば、ダイヤモンドです。モース硬度は10。最も硬度が高く、地球上でもっとも硬い宝石であり、物質です。ダイヤモンドを加工するにはダイヤモンドで研磨するしかないと言われるほど、硬質です。ですからダイヤモンドのジュエリーと他の宝石とを一緒に保管しない方が賢明です。ダイヤモンドが他の宝石を傷つけてしまう場合がありますので、気を付けましょう。
鋼玉と呼ばれるコランダム、具体的にはルビー、サファイアはモース硬度が9です。コランダムは宝石の色味によって、ルビーとサファイアに分けられます。
クリソベリルがモース硬度8・5、黄玉と呼ばれるトパーズはモース硬度が8、三大希少石に数えられるアレキサンドライト、美しい紅色のスピネルもモース硬度8と高くなっています。

 

宝石の種類とモース硬度

モース硬度の高い宝石を紹介しましたが、モース硬度7以下のものは取り扱いに気を付け、衝撃を与えないように注意します。モース硬度7の宝石はクォーツ、エメラルド、硬度6の宝石はペリドット、硬度5の宝石はオパール、硬度4の宝石はパール、硬度3の宝石はコーラル(宝石サンゴ)、硬度2の宝石は琥珀(アンバー)があります。硬度が8以上の宝石はさまざまな方法でお手入れができますが、硬度が低い宝石はお手入れの際にも注意が必要です。お手持ちの宝石の硬度を知ることで、お手入れの仕方も変わりますので、モース硬度を確認し、正しいお手入れをしましょう。

 

衝撃や割れに注意が必要な宝石ってあるの?

ダイヤモンドは硬度が最高に高く、硬い宝石ですが、特定方向からの衝撃によって割れるへき開性という性質を持っているため、落下などには気を付けてください。トパーズはモース硬度8と硬めの宝石ですが、こちらもへき開性を持っているため、床に落とすなどするとひび割れや欠けが起きる可能性があるので、気を付けましょう。カラーストーンにもわずかな衝撃で割れてしまうものがありますので、丁寧に扱うにこしたことはありません。

 

宝石に合わせたお手入れや保管も大切

宝石はそれぞれモース硬度が異なりますので、宝石箱で混在して保管する場合は注意が必要です。ダイヤモンドはモース硬度の低い宝石を傷つけてしまいますから、隣同士こすれ合うことのないように保管しましょう。
お手入れ方法もそれぞれです。硬度の低い宝石の洗浄に超音波洗浄機は使えません。たいていの宝石は中性洗剤を溶かしたお湯でやさしく洗うのがおススメです。中には水につけてはいけない宝石もあります。ターコイズ、パール、宝石珊瑚、ラピスラズリ、エメラルド、オパール、ムーンストーンなどは中性洗剤の入ったお湯で洗う、水にさらすなどは避けましょう。パールの場合は身に着けた後、柔らかい布で汗や油脂をやさしくふき取ります。汚れがひどい場合はジュエリー店に持っていき、プロにお任せするのが賢明です。宝石の保管場所は湿気や直射日光、高温などを避けて保管すると安心です。

 

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