真珠を冠婚葬祭で身に着けるようになったのはいつから?

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真珠

福島県二本松市のリュクレ石沢です。
結婚指輪や婚約指輪を探している、検討しているカップル様へ
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さて、
今回は、

「真珠を冠婚葬祭で身に着けるようになったのはいつから?」

について書いていきます。

真珠

真珠を冠婚葬祭で身に着けるようになったのは明治時代以降

冠婚葬祭どんなシーンにも使うことのできるオールマイティなジュエリーが真珠とされています。では真珠を冠婚葬祭で身に着けるようになったのはいつからでしょうか。

真珠は古来、日本ではお守りとして身に着けられてきましたが、養殖の真珠が世に出る以前は、大変希少で貴重な宝石として重んじられてきました。では真珠のジュエリーはいつ頃、何故現在のように冠婚葬祭に用いられるようになったのでしょう。

それは西洋の文化が日本に入ってきた明治時代にさかのぼります。西洋では成人した娘にパールのネックレスを贈るという習慣がありました。パールは大人になった証であり、年齢を重ねても身に着けることができるパールは、大人のたしなみとして親から娘に渡す「贈り物」でした。

また西洋では正式にドレスアップすることが、相手に対して礼儀を尽くすという文化がありました。そのような西欧の文化や考え方が鎖国を解き、文明開化が始まった明治時代、日本に入ってきたのです。ネックレスを身に着けてドレスアップすることが相手へ礼を尽くすこととして浸透していきました。中でも品格のある真珠のジュエリーを身に着けることが、正式なドレスアップの基本とされ始めました。また西洋で真珠は「月の涙」と呼ばれ、悲しみに寄り添う宝石とされてきましたから、葬儀などの際にも身に着けることができるジュエリーとして真珠が認知されてきました。

時代とともに移り変わる真珠の役割

日本で真珠は「白珠」「白玉」と表記され、古事記など神話の中にも真珠が登場しています。古くは縄文時代の貝塚からも発見され、奈良時代に建てられた正倉院にも4000個以上の真珠が宝物として継承されています。球状の形を持つ真珠はさまざまな災難から身を守ってくれる宝石としてリスペクトされてきました。

中国では口から炎を吐く龍から身を守ってくれるものとして珍重されてきたようです。真珠は母貝の中に入った異物(苦難)から身を守るために何年もの歳月をかけて分泌物を出し、それが何百、何千という真珠層となって輝きを醸し出します。さまざまな苦難に打ち勝ち、人として成長する象徴のお守りとして、真珠は人々に大切にされ、愛されてきたといえます。

お守りという存在から、装飾品、ジュエリーとして用いられるようになったのは、日本においては洋装が人々の間に広まった明治時代以降です。ジュエリーとして愛されるようになったパールですが、真珠には今も身を守るお守りという意味合いもあり、多くの日本人に愛されているのです。

 

冠婚葬祭に真珠が選ばれる理由

真珠の持つ品格はほかのジュエリーの追従を許しません。皇室の方々や英国王室の方々も公式の場面で身に着けるジュエリーは真珠です。おめでたい席、フォーマルなシーンで身に着ける場合、きちんとしたパールのネックレスやイヤリング、ピアスがあると安心です。また葬儀など悲しみの場面でも、唯一身に着けることが許されているのが真珠のネックレスやひと粒パールのイヤリングやピアスです。喜びの場面にも悲しみのシーンにも寄り添ってくれる真珠は大変重宝なジュエリーです。

 

冠婚葬祭それぞれのシーンに合わせた真珠の選び方

冠婚葬祭オールマイティな真珠のジュエリーですが、慶事と弔事とでは身に着ける真珠は異なりますので、選び方に注意しましょう。冠婚葬祭で身に着けるジュエリーにはルールやマナーがありますので、気を付けて着用してください。

葬儀で身に着ける場合、真珠のネックレスは一連、ネックラインに添ったチョーカータイプ、長さは40センチ前後の長さを選びます。二連のものは不幸が重なるといわれ、忌み嫌われます。粒の大きさも7~8ミリ程度が適切です。真珠にはピンクやゴールドなどの色合いもありますが、葬儀で身に着ける場合は、白やグレー、黒を選びます。一般的には白い真円のアコヤ真珠がおすすめです。

慶事の場合は、弔事ほどのルールはありません。真珠の粒は小さいほど可憐で清楚な印象になり、粒が大きくなるほど見た目が華やかでゴージャスになります。年齢に合わせ、粒の大きさを選ぶといいでしょう。ネックレスの長さも50センチ~60センチのものは昼間のパーティなどにむいており、上半身を華やかに見せたい時におすすめです。さらに長い75センチから80センチのものは優雅でドレッシーな印象になり、夜のパーティなどにぴったりです。フォーマルの場合、基本は白い粒で真円のネックレスが基本ですが、パーティーなどの場合はカラーパールやバロック真珠なども許されます。

結婚式などにゲストとして出席する場合はお祝いなので華やかなネックレスでOKですが、親族の場合は一連の真円真珠、チョーカータイプが安心です。ブラックパールはお祝いの席で着用しても問題はありませんが、弔事の印象を抱く年配の方がおられるので、避けた方が無難です。いずれにしても冠婚葬祭どちらにも使うことのできる定番のパールネックレスがあると安心ですね。

 

真珠を用意するタイミングは?

冠婚葬祭どんなシーンにも使うことのできる真円のアコヤパールのネックレスが一本あれば安心です。お嬢さまやお孫さまの成人のお祝いや卒業のお祝いに、アコヤパールのネックレスやイヤリング、ピアスをプレゼントするのは、いかがでしょうか。おとなとして社会に出ていくと、きちんとしなければならないシーンが増えます。卒業式、入社式、お友達の結婚式、葬儀などの際、格式のあるパールのネックレスが一本あれば安心です。お嬢さまやお孫さまが結婚し、出産となれば、お宮参りや七五三、お子様の入園式など真珠のネックレスの出番はますます増えることでしょう。お嬢さまやお孫さまの門出を祝し、お守りとして、真珠をプレゼントするのも素敵です。

 

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