福島県二本松市のリュクレ石沢です。
結婚指輪や婚約指輪を探している、検討しているカップル様へ
ブライダルジュエリーに関するお話をしております。
指輪選びの参考にご覧ください。また、店頭では当店オリジナルジュエリーの結婚指輪と婚約指輪をはじめ多数のブランドも取り揃えております。ぜひご来店の上、下見にいらしてください。
さて、
今回は、
「パール以外の選択肢、弔事に使えるジェットとは?」
について書いていきます。
王室のモーニングジュエリー漆黒のジェットの魅力
英国王室ではモーニングジュエリーとしてジェットが愛用されています。モーニングジュエリーとは葬儀の際に身に着けるジュエリーのことです。ジェットを愛用したことで有名なのが英国ビクトリア女王です。ビクトリア女王は愛する夫アルバート公を亡くしたあと、20年以上に渡り、ジェットを身に着けて暮らしたと言われています。こうしてジェットは故人を偲ぶモーニングジュエリーとしての地位を確立しました。
天然石のジェットは旧石器時代から人が身に着けていた有機質の黒い宝石です。古代に堆積した石炭層の中から見つかる木の化石で、主な成分はダイヤモンドと同じ炭素です。職人の手によって削り出されることによって漆黒の美しい艶が生まれます。
樹木の化石であるジェットは軽くて柔らかいのが特徴です。軽いので、ネックレスをすると肩が凝るという方にも違和感なく身に着けていただけます。汗にも強く、変色も少なく、使用後のお手入れが簡単なところも魅力です。気品のある漆黒と温もり感、着けていることも忘れるほどの軽さが人気のモーニングジュエリーです。
黒蝶真珠とジェット、どちらが弔事にふさわしい?
弔事には真珠、黒真珠、オニキスなどがふさわしいとされてきましたが、南洋の黒蝶真珠は必ずしも弔事にふさわしいとはいえないかもしれません。黒蝶真珠は大粒で華やかな上、赤や緑などの干渉色を持つのが特徴です。見る角度によって赤や緑を思わせる色味を持つので、黒蝶真珠を弔事につける時には派手になりすぎないよう注意が必要です。珠の形もバロック、オーバル、セミラウンドなど真円でないものが多く、パーティなどのシーンではその色味や粒の大きさ、個性的な形が輝きますが、弔事には向きません。ジェットは漆黒と呼ばれる深い黒が魅力です。英国王室や日本の皇室でも使われるジェットはモーニングジュエリーとして長い歴史を持っているので、安心して身に着けることができます。
弔事用に適したジェットの種類や形状って?
気品のある漆黒が魅力のジェットは日本の皇室の女性たちもご葬儀などの際に、身に着けていらっしゃいます。皇后雅子妃はエリザベス女王の国葬の際にも美しいジェットのジュエリーを身に着けておられました。ジェットはブローチ、ネックレス、イヤリングの3点セットで使われることが多いようです。耳元にあしらわれるジェットの穏やかな漆黒の色味は、喪服にやさしい雰囲気を添えてくれます。黒いジェットのブローチは喪服に付けると目立ちませんので、動きのあるデザインを選ぶのもよいでしょう。耳元には丸やひし形などデザイン性のあるジェットのイヤリングもお勧めです。
葬儀や法事にふさわしいブラックフォーマルをお持ちですか?
故人との最後のお別れをするご葬儀や法事にはどのような服装で参列すればよいのでしょうか。一般的には喪主や近親者であれば正喪服と呼ばれるものを着用します。基本は黒のワンピース、アンサンブル、スーツで丈はひざが隠れる長さ、開きすぎない襟元、長袖または七分袖、黒く薄いストッキング着用となります。ある程度長く着用できるよう、グレードの高いブラックフォーマルを持っていると安心です。
弔事用のジュエリーで気をつけたいマナー
葬儀や法事などで身に着けていいジュエリーは真円の本真珠か黒真珠のチョーカータイプのネックレスとイヤリング(ピアス)が適しているとされてきました。結婚指輪は着用できますが、派手な印象を与えるゴールドやダイヤモンドが付いているものは気を付けましょう。目立つダイヤモンドが付いている場合は石を内側に回すなどして、控えめにするといいでしょう。ネックレスは一連のものにします。二連のものは「不幸が重なる」とされ、嫌がられます。イヤリング、ピアスも一粒真珠のシンプルなものにし、揺れるタイプはやめましょう。モーニングジュエリーは控えめで上品なものを選ぶと安心です。
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