福島県二本松市のリュクレ石沢です。
結婚指輪や婚約指輪を探している、検討しているカップル様へ
ブライダルジュエリーに関するお話をしております。

指輪選びの参考にご覧ください。また、店頭では当店オリジナルジュエリーの結婚指輪と婚約指輪をはじめ多数のブランドも取り揃えております。ぜひご来店の上、下見にいらしてください。

さて、
今回は、

「宝石の美しさを引き出すセッティングいろいろ」

について書いていきます。

宝石の美しさを最大限に引き出すセッティングって？

宝石のセッティングについて考えてみたことはありますか？セッティングとはリングやアームに宝石を留めることです。セッティングには実はいろいろな方法があり、同じ宝石でもセッティングの方法によってデザインや魅力が変わってきます。ダイヤモンドの婚約指輪によく見られるのが立て爪のセッティングです。立て爪でセッティングすることにより、ブリリアントカットの施されたダイヤモンドに四方八方から光が差し込み、ダイヤモンドが一層輝いて見えるという効果があります。その宝石に合ったセッティングを選ぶことにより、宝石の魅力が増すと考えると、セッティングの大切さが分かりますね。

セッティングの特徴と使い方

結よく知られているのが、爪留めです。小さな棒状の地金で宝石を包むように囲んで留める方法です。宝石を留めるには最低３本、基本は４～６本の爪が必要です。爪にもいろいろな種類があり、それぞれ名前があります。爪の先がとがっている「けん爪」。平らになっている「平爪」。そのほか「割り爪」「鬼爪」「鷲爪」などの種類があります。爪のカタチや雰囲気によってリングの印象も変わります。立て爪の場合、宝石は美しく映えますが、洋服にひっかかりやすいなど日常使いに適さないというデメリットもあります。

地金で宝石をすっぽり包み込む留め方を「フクリン留め」といいます。爪で留める方法に比べ服などにひっかかることが少なく、シンプルな印象です。地金で取り囲むことにより、全体を大きく見せることができます。
宝石を敷き詰めるように留める「彫り留め」はひっかかりも少なく、全体に華やかな印象になります。

地金に溝を作り、宝石の縁の部分を挟みこむように留める「はさみ留め」は爪がなく、高さが低いので洋服にひっかける心配もぶつける不安もありませんので、日常使いしたい宝石の留め方としておススメです。

素材と宝石に適したセッティング方法

宝石の素材の良さを最大限に引き出せるセッティングは爪留めです。ひっかかるなどのデメリットはありますが、ダイヤモンドなど素材のよいものを最も美しく見せてくれるセッティングといえます。板状の直線の貴金属で留める板爪留め（バーセッティング）は主に四角いカットの宝石に用いられ、四角くカットされた宝石を美しく見せます。フクリン留めは宝石の輪郭を際立て、宝石の存在感を引き立てる効果に加え宝石を保護するという役目も果たします。ループセッティングとも呼ばれる「輪留め」は宝石をしっかり留める技法なので、耐久性があります。小粒の宝石をたくさん使いたい場合は、貴金属を掘り出してビーズを作り、その玉で留める彫り留め（ビーズセッティング）を用います。宝石をアームに隙間なく敷き詰めることができ、貴金属の反射もあって、より一層強い輝きを放ちます。ビーズセッティングで小さな宝石を石畳のように敷き詰めると、「パヴェセッティング」と呼ばれ、美しく華やかな雰囲気のリングになります。

ジュエリーの寿命を保つためのセッティング

ジュエリーの寿命を保つためにも、適切なセッティングは重要です。立て爪の爪が緩んでいると、石がぐらつき、最悪の場合、石が取れてしまうこともあります。立て爪の場合は爪がぐらついていないか注意しましょう。フクリン留めのリングは貴金属が宝石を守る形でセッティングされていますので、宝石を保護する役目も果たしてくれます。どのセッティングも経年によって不具合が生じる可能性がありますので、装着する際やリングをはずす際には、セッティングがきちんとしているか確かめましょう。

ユニークなセッティングで個性的なデザインに

宝石を留める際に、爪などが全く見えないように留める方法をミステリーセッティングと呼びます。宝石の輝きを爪で遮ることなく、宝石の魅力を最大限に引き出せるのが特徴です。石と石がかみ合うように、特殊なカッティングが施されています。ルビーやサファイア、ダイヤモンドなどのカットの側面に溝を刻み、その溝に地金を当て込んで留めるので、表面からは爪が見えません。これにより、表面が滑らかで、つややかな花びらなど個性的なデザインが可能になりました。

婚約指輪や結婚指輪の相談をはじめ、お母様から譲り受けたダイヤモンドを
婚約指輪にして渡したいなどのご要望も受け付けております。
一度、ご相談ください。