福島県二本松市のリュクレ石沢です。
結婚指輪や婚約指輪を探している、検討しているカップル様へ
ブライダルジュエリーに関するお話をしております。
指輪選びの参考にご覧ください。また、店頭では当店オリジナルジュエリーの結婚指輪と婚約指輪をはじめ多数のブランドも取り揃えております。ぜひご来店の上、下見にいらしてください。
さて、今回は
「5月の誕生石で作るオーダージュエリー」
について書いていきます。
エメラルドの特徴とお手入れの注意点、産出地など
鮮やかなグリーンの色合いが特徴のエメラルドは5月の誕生石です。エメラルドは「ベリル」という名称を持つ鉱石の中の宝石名で、アクアマリンやモルガナイトもベリルの仲間。エメラルドは神秘的な色合いから古来、さまざまな人々を魅了してきました。
エメラルドの名前の由来は、ギリシャ語で「緑の宝石」を意味する「スマラグドス」。美しいエメラルドグリーンは古代ローマやギリシャ時代には「ヴィーナスに捧げる宝石」としてリスペクトされてきました。アレキサンダー大王は遠征に行く際、守護石として大粒のエメラルドを身に着けていたとされています。
また古代エジプトの女王クレオパトラもエメラルドを愛した美女として知られています。エメラルドに魅了されたクレオパトラはエメラルド鉱山に自分の名前を付け、「クレオパトラ鉱山」とし、大切にしていたといわれます。クレオパトラはエメラルドを身に着けるだけでなく、砕いて粉末にしたエメラルドをアイシャドーとして愛用していました。クレオパトラのエメラルド愛、すごいですね。
エメラルドの産地
エメラルドの産地はザンビア、ブラジル、ジンバブエ、マダガスカル、パキスタン、インドなど。ザンビア、ブラジル、ジンバブエは良質のエメラルドが採掘され、ザンビアのエメラルドは透明度が高く、濃く美しいグリーンの色合いが高く評価されています。
エメラルドカットが施される理由
エメラルドはダイヤモンドで施されるブリリアントカットのような光の反射に着目するカットはされません。それはエメラルドが衝撃に弱いという特徴を持っているからです。内包物が多く、割れやすいエメラルドはエメラルドカットという特徴的なカットを施されます。エメラルドの原石は六角柱なので、なるべく効率的にカットを施し、カットを少なくして欠けを少なくする配慮がなされています。
エメラルドのお手入れ
このようにエメラルドは衝撃に弱く、デリケートな宝石ですから、やさしく丁寧なお手入れが大切です。超音波洗浄機の使用は適していません。内包物の多いエメラルドはオイル処理がなされていますので、お湯に浸けてはいけません。手を洗う時もエメラルドのリングははずした方が安心です。また内包物に浸したオイルが蒸発する危険性がありますので、暖房などの当たる乾燥した場所や照明が当たる場所での保管は避けましょう。就寝時やスポーツをする際など石に衝撃が加わる可能性がある場合は、はずしましょう。
エメラルドが映えるジュエリーの種類
エメラルドは何と言っても、エメラルドカットを施されたリングがおススメです。美しいグリーンがエメラルドカットによって存分に楽しめます。そのほか、エメラルドのペンダント、ピアスやイヤリングなどエメラルドの美しいグリーンを活かしたジュエリーを楽しんでくださいね。
ヒスイの特徴とお手入れの注意点、産出地など
ヒスイ(翡翠)は日本の国石です。ヒスイは日本でも採取され、新潟県糸魚川で産出されたヒスイは縄文時代の遺跡からも見つかり、縄文人も身に着けていたパワーのある宝石です。ヒスイは世界各地で産出され、ミャンマー、グアテマラ、ロシア、アメリカ、カザフスタン、中国、ニュージーランドなどでも採取されます。
ヒスイとは、野鳥のカワセミを指す言葉でした。カワセミの美しい緑色の羽根に似た色合いが名前の由来とされています。
ヒスイは古代より、お守りや魔除けとして用いられてきました。中国では王様の象徴ともされ、神聖な儀式などにも使われてきました。
ミャンマーや中国では、不老不死の象徴とされ、長寿を願い身に着けられてきました。
ヒスイの持つ神秘の力
ヒスイの石言葉は繁栄、長寿、幸福、安定、飛躍などがあります。ヒスイにはパワーストーンとしての効果もあるとされ、災難から身を守る、心の平穏を得る、仁義礼智信の五つの徳を高める、冷静さや忍耐力を養うとも言われています。
ヒスイの種類
ヒスイには2種類あり、ジェダイト(硬玉)とネフライト(軟玉)があり、宝石として価値があるのは、ジェダイトです。ジェダイトは貴石に分類され、本ヒスイとも呼ばれます。ヒスイはもともと白い鉱石ですが、クロムや鉄などの成分が入ることで鮮やかな緑色に変化します。
ヒスイの色は構成する鉱物の成分や割合で変化します。ヒスイは7色あるとされ、さまざまなカラーバリエーションがあります。鉄分が多いミャンマーのヒスイには赤やアレンジ色もあります。産地の違いによって色の変化が生まれるのも、魅力と言えるでしょう。
ヒスイのお手入れ
ヒスイのお手入れは着用後、柔らかい布で拭きましょう。ひどく汚れてしまった場合は、ぬるま湯に中性洗剤を薄めたものの中でクリーニングします。メイクブラシなど柔らかい毛のブラシでやさしくクリーニングします。モース硬度は6~7と高くはないので、超音波洗浄機の使用は避けましょう。
ヒスイは色を育てるとも言われ、身に着けるほど肌の油脂で美しい輝きを増す不思議な石です。身に着けることで、石を育てていきましょう。気を付けたいのは、乾燥です。ヒスイが乾燥すると石に含まれている水分が蒸発し、透明感が失われることがありますので注意が必要です。
ヒスイが映えるジュエリーの種類
鮮やかな緑のヒスイは高貴な色合いとして人気です。指輪にして身に着けるとお守りにもなりそうです。ペンダントやブレスレット、念珠としても人気があります。
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